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金浦(かなうら〔正式ではないが「かねうら」と訓ずる場合もある。〕)は、岡山県笠岡市にある大字である。同市編入前は小田郡金浦町(金浦村)に属する大字である西浜(ようすな)を名乗った。編入後に現行の名称に改称している〔住所表記としては改称したが、地元では西浜の呼称はいまだ使用されており、西浜バス停なども存在している。〕。明治以前は西浜村であった。 古くからの漁港として栄え、現在も江戸時代からの古い町並みが、所々に残る。また源平合戦を模した「ひったか」「おしぐらんご」といった地区の伝統祭が毎年5月下旬から6月上旬頃に開催されている。 郵便番号は〒714-0057。人口は1370人(男性650人、女性720人)。世帯数は667世帯(いずれも平成23年現在)。面積は平方0.93km〔統計かさおか 平成23年版〕。 == 沿革 == === 歴史 === 市の西南部金浦湾の東岸にある大きな漁港集落である。『和名類聚抄』に載る小田郡魚渚郷に属したとされる。笠岡市編入以前は、西浜と書いて「ようすな」と称していた〔下中直也 『日本歴史地名体系三四巻 岡山県の地名』平凡社(1981年)〕。 この地方は毛利氏が領していたが慶長5年の関ヶ原の戦い後、幕府領・天領となる。その後元和5年から備後福山藩主・水野氏が領有。元禄11年水野氏除封のあとは、幕府領に復し、笠岡代官所が管理した。『備中村鑑』によれば、西浜村の石高は152石4升であった〔。 1889年(明治22年)6月1日、町村制施行により吉浜村などと合併して金浦村(のち金浦町)を置き大字西浜と称した〔。 1952年(昭和27年)4月1日、東隣の笠岡町に編入合併、市制施行し笠岡市となる。大字を西浜から旧町名の金浦に改称し、現在に至る。なお、西浜の地名は大字としては改称したが、現在も地区内外でその名は使用されており、小字でも一部その名を残している。また、バス停などにもその名を冠している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「金浦 (笠岡市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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